②独学の洋裁記録/洋服を作れるようになりたい

あけましておめでとうございます。

新年一番に何を作ろうかなと考えながら書いています。

今はまだブログに慣れていないので、こちらに時間がかかるため、ミシンが出来ずにいます。

何事も初めてのことは大変です。分からない事ばかりで時間はかかります。

でも始めたからには何とか形にしてみたい!と思いながらブログに取り組んでいます。

基本の縫いをていねいに縫う

ミシンである程度小物作りをしていても、いざ他の作品を作ろうと上手くいかない、

そんなことが良くありました。

でもそれは当然の事です。経験がないのですから毎回初心者のような感じです。

ただミシンには少し慣れているので、全くの初心者ではないと言う感じでした。

ミシンに慣れているのと、きれいに縫えると言うことは全く別です。

そう感じたのは、お直し屋さんで働き始めてしばらくした時の事。

今から約12年前の事です。

何十年もミシンでお仕事をしてきたベテランの方の仕事を見た時でした。

慣れている人ほど仕事が雑で、きれいな仕事をしている人が少ないと感じました。

人って慣れてくると雑になってしまうのかな???

忙しいし、スピードを求められると仕方ないのかな?

最初は思っていましたが、日々の心がけがその人を作ると言う結論に至りました。

どう言う事かと言うと…日々の作業習慣になりスキルになっていく、と言う事です。

日々、雑な作業をしていると、いつの間にか丁寧な作業が出来なくなると言うことです。

そんな事ないでしょう?と思いますよね。私もそう思っていました。

丁寧に作業しようと思えばできるはず…そう思っていました。

ですが30年以上の縫製経験がある方で、縫いがきれいと思えた人はわずかでした。

その事に気付いた時は、あまりに意外だったのでかなり驚きました。

お直しと言う職業に関してなので、参考になるかは分かりませんが…。

日々どのように作業しているか、仕上げているのかがとても大切だと思っています。

雑な作業に慣れてしまうと、それがその人の癖になってしまうようです。

いつの間にかそれがその人の完成スタイルになってしまいます。

この頃にお直し屋さんで素晴らしい縫製技術を持っている方は店長だけでした。

その方は20代にして、お直し屋さんの店長をされた方です。

もともと洋服作りをしていたのでとてもきれいな縫製で、ずっと見ていたいと思ったし、

見ていて飽きることはありませんでした。本当に別格でした。

10代の頃から服作りを始めたと言っていたので、すでに10年程の経験がありましたが、

本当にきれいな縫製をする人でした。

一瞬で縫い目の飛び、ずれ、抜けなどを見抜き指摘するので、常に緊張感がありましたが、

仕事の向き合い方は20代とは思えない、プロの職人と思える人でした。

この店長さんに会って、年齢や経験年数技術は一致しないと思いが確立されました。

その方は現在、銀座にある一流のオーダーメイドのお店で働いています。

本当に手の届かない人になってしまいました。

ミシンで縫っている時、少しずれてしまったりする事はあると思います。

着るには支障ないし、誰も気づかないし、目立たないし、どうしようかな?

と思う時、いつも年下の店長さんの言葉が頭に浮かびます。

自分が嫌じゃないですか?」と。こんな風に仕上げた自分が嫌じゃないですか?

と言うことです。確かに…と思いほどき始める自分がいます。

その時は面倒だなと思いますが、結果的にいつも直して良かった、そう思っています。

生地の素材を知る

服、バックを作ってみると、ちょっとイメージと違った…。なんて思う事ありますよね。

きっと誰でもあると思います。そう、私もちょくちょくあります。

イメージと違った時でも、こっちの方が良かった、と思う時もあります。

実際に作ってみないと分からない事も多いです。

生地を買うときに見ているイメージと、いざ縫い始めてみた時のイメージ、結構違う

事があります。でもこれはいくつも作品を作っていくとわかるようになると思います。

失敗の数がスキルアップ繋がると思っています。

生地も素材や厚さなどたくさんあるので、覚えるのは大変だと思いますので、

自分の好きな素材から覚えていくのが良いと思います。

私は、綿、麻、ウールが好きでよく買います。それぞれに特徴があり

縫う時の注意点も色々なので、新しい生地を縫う時はいつも初心者気分、緊張感があります。

本当に奥が深いと言うか、いつになっても納得できる仕上がりはないのかも知れません。

洋服を自分で作るメリット

何といっても自分で作れるようになると安上がりです。

リネンのブラウス/生地の森・オリジナル麻40番 カーキグレー

リネンゆったりガウチョパンツ/鎌倉スワニー・きなり

洋服を直せるようになりたいと言う思いが、いつしか作れるようになりたいになりました。

理由は一つ、私の大好きなリネン服がとても高かったこと、これに尽きます。

大好きなリネンの服は、見ていて飽きないし楽しいし、そして欲しくなる…。

でも高いから何枚も買えない、買えないことがいつしかストレスに。

ある日ふと、作ってみようかなと思いました。

最初の1歩はとても緊張しましたが、ミシンには慣れていたので思ったよりすんなり

出来ました。お直しでやっていた事が役に立つなと思う事もありました。

もっとはやく作ればよかった。お直し屋さんで働き始めて5年目の

49~50歳頃のことでした。色々なことが遅咲きだなと思いつつ、

これから先の人生で着る服を作れるならまだまだ遅くない!

まだまだ十分楽しめる!今からでも作り始めて良かった、そう思いました。

ハンドメイドの洋服は安上がり!

現在、手持ちの服の8割くらいがハンドメイド服です。

大好きなハンドメイドの洋服でお出かけするのはとても楽しいですよ

太い腕を出してごめんなさい…。

キナリとパープルのリネンブラウス/生地の森のスクラップパックの中の生地で作成

キナリのゆったりパンツ/鎌倉スワニーのリネン

生地代だけで好きな服を着れるなんてすごい事ですよね。

生地次第でいくらでも安く作ることは可能です。

私はリネンが好きなのでどうしても少し生地代が高くなってしまいますが、それでも

洋服を買う事を考えれば、半値以下で着ることが出来ます。

これだからハンドメイドはやめられない~~~

もっともっと上達して違うデザインにチャレンジしていきたいです。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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