50代のナチュラル服

50代になってから始めたブログで、服作り、コーディネート、体調管理、日常を発信していきます。

学生服のお直し/男子スラックス編

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 お尻部分すり切れ破れ

中学生、高校生ともに良くあるのがお尻部分の生地が薄くなって破れてしまうお直しや、

お尻部分の縫い目が裂けてしまってのお直し。

縫い目の糸がほどけているだけなら何の問題もありませんが、縫い目の横の生地が裂けて

破れてしまっていると少し大変です。

3年生だと、残り少ないから少し目立っても良いので直して下さいと言う保護者が多いです。

なぜお尻部分の生地が薄くなったり裂けたりするのかと言うと、ヒップのサイズが合って

いないからです。成長とともにだんだんきつくなってくるとは思いますが、最初の注文の

時点で、少し小さいことに気付いていない方も多いと思います。

制服の採寸の時、男の子は大きめのサイズを注文するのが通常です。

中学生なら2~3サイズ、高校生だと1サイズ大きめを購入する方が多いです。

サイズが大きめなので、当然ウェストも大きめになります。

試着するとウェストが大きいことに目が行くので、大分ゆったりしていると思ってしまい

ますが、意外とヒップに余裕がない子も多いのです。

子供それぞれの体系もありますが、立った状態だけでサイズを決めてしますのは危険です。

特にスポーツをしているお子さんだと、ウェストからヒップにかけての筋肉が発達している

ので、注意が必要です。

入学してからスポーツをするのなら、これは仕方がないと思います。

恐らく、お子さんが初めてストレッチの効いていない服を着るのが学生服だと思います。

ストレッチが効いていないので、かなりゆとりがないと動きにくいです。

私はスラックスを試着してもらう時に、必ずしゃがんでもらいます。

立っている状態でゆとりがあっても、しゃがむと意外ときついと言う事に気付きます。

そこで、もうワンサイズアップしましょうとか、これくらいで丁度いいかもしれないとか、

確認しながらサイズを決めていきます。

早い子で1年生の終わりころにお尻部分が破れてしまい、お直しに持って来られます。

恐らく買う時にヒップのサイズを見落としていたのかなと思います。

着用している姿を見ればすぐに分かりますが、お母さまがお持ちになる事が多いので、

希望通りあて布をして、細かくなるべく目立たないように縫います。

サイズがきつい場合は、あて布をした横がまた裂けてきてしまいます。

 男子スラックスヒップサイズ注意よう

以前、高校1年生の息子さんのスラックスのお尻部分が破れてきてしまったと言う事で、

新品購入の為に親子で来店されました。同じサイズで良いと言うのですが、

1年生で破れてしまうのは早いなと思い、サイズ感を見るために着用してもらいました。

ジャスト過ぎるくらいのジャストフィットでした。しかもベルトをするのが高めの位置で

なので、さらにヒップがぎゅうぎゅうになっていました。

見ているときつそうでサイズが合っていないのは一目瞭然なのですが、本人がこれで良いと

言って聞かないとの事でした。

制服の生地は

  • ストレッチが効いていない事。
  • ウェストサイズよりヒップサイズを優先する事。
  • ベルトをする位置を正しくする事。男の子は腰で履く事。
  • しゃがんだ時のサイズ感を確認する事。

以上を説明して、ご本人に納得して頂き現在よりも大きめのサイズを購入して頂きました。

今の時期は、中学高校の制服の採寸の時期だと思います。

短い時間の中で試着してサイズを決めないといけないので、ゆっくり考えている時間は

ありませんが、ほんの少しでも参考になれば嬉しいです。

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