③独学の洋裁記録/実践編

お直しのお仕事で覚えた事

私がもっと縫製が上達したいと思うようになったのは、お直しのお仕事を始めてからです。

それまでは、マイペースにハンドメイドを楽しんで満足していました。

もっと色々出来たら楽しいだろうなとは思いましたが、

洋服作りは学校を出ていないと作れないと思い込んでいたので、

バックを作ったり、丈が直せたりするだけで十分でした。

「1から丁寧に教えます」と言う言葉ありがたく受け取り、お直し屋さんで働き始めたのが

今から11年前。本当にわくわくしたのを覚えています。

いざ働き始めると、わくわく感がだんだん減り緊張感が高まり、

冷や汗をかきながら仕事をしていたのを思い出します。

なぜかと言うと、日々時間に追われるからです。

スピードが遅い、やり直しの毎日...。

本当に時間との闘いでした。

いくら趣味でミシンの経験があっても、お金を頂くお仕事となると全く別です。

接客も覚えなければならないし。

どんなお仕事も大変だと思いますが、自分なりに頑張ったなと思っています。

初めての工業用ミシン、工業用すくい、工業用ロックミシン、アイロン、などの機械に

慣れることもなかな大変でしたが、それはとても楽しかったです。

今は工業用ミシンを使用するお仕事に就けた事に感謝しかありません。

今は職業用ミシンから工業用に買い替えを真剣に検討しています。

高いからなかなか決心する事が出来ずに、早数年が経ちましたが、

人生最後のミシンとしてお迎えしたい!そう思っています。

お直しの仕事をして気づいた事

スピードは時間を大切に出来る

縫い方って人それぞれのやり方があり、正解はないと思っています。

やりやすい方法で良いと思いますが、ふと思った事があります。

それは、同じ作業なら難易度高い方法実践していった方が良いと言うことです。

例えば裾をや袖口を三つ折りにして縫う時、きっちりアイロンを掛けてから縫えば、

縫う時に楽だと思います。でも、すべてアイロンを掛けてから縫うとなると、

結構時間が掛かります。そして不思議と、その流れで作業をしているとアイロンを掛けて

からでないと縫えなくなるようです。一緒にお仕事をしている人でそのような人がいました。

印を付けて手で折りながら縫う、を日々しているとそれに手が慣れてしまいます。

最初は大変だと思いますが、後々の事を考えると無駄な時間が減るのでおススメします。

縫製作業って長い時間がかかるので、少しでも時短作業が出来ればゆとりが出来きます。

お仕事としての考え方で、個人でのんびりハンドメイドをしたい方にはピンとこないかも

しれませんが、どなたかの参考になれば嬉しいです。

お直しの仕事で洋服は作れるようにならない

直すと作るは大違い

ミシンに慣れて、洋服を直したりしていると、何でも作れる人みたいに思われます。

学校を出ていない人は、1から作る知識がないので作れません

何でも作れる人が直している訳ではないのです。

バックや小物は洋裁本を参考に作ることは、比較的簡単だと思います。

サイズ感が多少違っても、使用に問題ありませんが、洋服は問題ありです。

キツかったり、あまりに形が歪んでいたりすると着ることが出来ません。

人の体、曲線に合うように作るって難しい…

初めて作ったブラウス、バックを作るようにささっと縫ったらひどかった××

そしてきちんとした形に仕上げたいと、シンプルな洋服の洋裁本を購入し作り始めました。

形にはなっても、なかなか納得できる仕上がりにはほど遠い…という感じでした。

今でも完璧仕上がりには出会えていませんが、今の自分にはこれが精いっぱい。

毎回勉強と思いながら、きれいを意識して縫っています。

素晴らしい技術仕上げている洋服を見るとまだまだだなと思います

そこには一生たどり着けないかもしれませんが(´;ω;`)ウゥゥ

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